同窓会発足当時の思い出と未来に向けて



浜松医科大学同窓会松門会  3代同窓会長 ・ 現副会長
吉田雅行氏
(浜松医科大学1期生)
聖隷浜松病院  乳腺科  部長

浜松医科大学同窓会松門会設立35周年、誠におめでとうございます。

昭和55年3月に1期生の卒業と同時に発足した本同窓会です。先輩がいない中でのゼロからのスタートでした。 他大学の同窓会の情報を手がかりに、半田山会館で議論を重ねたことが懐かしく思い出されます。

初代(昭和55、56年)会長・三浦克敏君(55年卒)、2代目(昭和57、58年)会長・峯田周幸君(55年卒)のあとをうけ、3代目(昭和59、60年)会長を拝命いたしました。 昭和61年9月1日発刊の浜松医科大学・同窓会誌・創刊号に寄稿した『同窓会の歩み』を参考に振り返ってみました。

同窓会は、会員相互の親睦、福利厚生、学術の発展及び母校の発展に尽くすことを目的として発足し、7年目で会員数は正会員678名、学生会員630名でした。

主な事業内容(会則第4条参照)は、1.会員名簿の作成、2.会誌の発行、3.会議の開催などの会務の執行、4.会員の福利厚生に関する事業、 5.その他目的達成のために必要な事業、でした。当時も名簿作成が最も時間と労力のかかる仕事と記されています。

同窓会誌の発行は当時の長年の懸案事項で、昭和59、60年度は新聞部の協力を得て、浜松医科大学新聞の紙面を借り総会の報告等を行い、 昭和61年9月1日に念願の同窓会誌創刊号の発行となりました。総会の開催は年1回で、現在よりも更に少人数の開催で、現在同様、 ”同窓会発展のためにも、より多くの参加”を呼びかけています。福利厚生は、主に慶弔に関する報告で”講演会等の事業の拡充が望まれる” と当時も同様に懸案となっておりました。また、当時から学生会員の行事・事業に対する援助・協力が行われておりました。

昭和60年度に松仁会の一角に事務局が設置され、事務局長に故神村氏(元学生課長補佐)を迎え、全ての事務処理が円滑に行われるようになりました。 昭和62年3月22日にグランドホテル浜松で行われた初代学長吉利和学長退官記念行事の発起人として、同窓会も参画しています。

当時の将来の大きな目標としては、(1)同窓会会館の設立、(2)分院の設立、(3)情報提供の場としてのニューメディアの導入などが挙げられておりましたが、 時代の流れとニーズの多様化に伴い、同窓会館の設立と分院の設立には至っておりません。しかし、今や死語となった”ニューメディアの導入”は現在進行中です。

当時、”医師過剰時代の到来は必至であり、医師に対する社会の目にも厳しいものが有る今日、新設医大である本学は、 関連病院の確保、研究・診療・教育体制の拡充が急務となっている。目的達成のための会員諸氏の積極的参加が望まれる”と結んでいます。”

当初は、とにかく半田山会館に集まり、手探りの状態の中、何とか体裁を整えるのに懸命に活動しておりました。35周年を迎え、会員数も多くなり、 卒業生がさまざまな分野で活躍し、その活動範囲も広がり、また、卒後研修制度のさまざまな変革の時を迎え、卒業して間もない研修医皆さんのみならず、 現役学生さんをも含めた皆様から、より一層の情報発信、情報共有が求められる時代を迎えました。

現在も副会長として同窓会の運営に微力ながら携わらせていただいておりますが、今後もますます多様化するニーズに対応しながら、 会員諸氏にできる限りタイムリーに情報が届けられ、困った時にお力になれる同窓会であり続けたいと思います。