第13回 浜松医科大学 同窓会 学術奨励賞 受賞者に伺いました


松井氏

松 井 啓 隆 氏



(医学科16期生)


広島大学  原爆放射線医科学研究所  助教 

Q1. 受賞の喜び

この度は栄えある同窓会奨励賞をいただきましたこと,光栄に感じております。久しぶりに旧知の先生方とお話する機会も得,たのしいひとときを過ごすことができました。

Q2. いつ頃から、どのようなきっかけで今回のテーマに取り組まれたのでしょうか

大学院生のころより,血液腫瘍領域の基礎研究を行いたいと思っていました。縁あって現研究室を紹介していただき,7年が過ぎました。

造血細胞のアポトーシス制御メカニズム解析は,以前より現研究室の主要テーマのひとつであり,私が解析を任された形です。

Q3. 今回の研究でご苦労された点は

当初,造血細胞のアポトーシス制御は転写調節によると考えていました。この固定観念にとらわれ続けて3年近くが経ってしまったわけです。mRNA安定性制御については,標準的なアッセイ系が存在しないので,解析手法の開発から自分でおこなわなくてはなりませんでした。

Q4. 近 況

広島大学 原爆放射線医科学研究所 がん分子病態研究分野の一員として,基礎研究に邁進しております。

当研究室は,白血病および骨髄異形成症候群の発症メカニズムを解析しており,現在は7番染色体短腕の微小欠損領域から見つけた腫瘍責任遺伝子候補の機能解析を総力挙げて行っています。

Q5. 今後の課題

私は,浜松医科大学第三内科で血液臨床を学び,その後無理を申し上げ広島へ転任させていただきました。こころよく送り出していただきました浜松医大の諸先生方には大変感謝しております。将来私が広島で学んだことを浜松で還元できればうれしいです。

Q6. 同窓会に望むことは

私自身が同窓会に貢献している立場にありませんので,現在とくに望むことはありません。