同窓会館設立を夢見て、同窓会の財政基盤を築く


浜松医科大学同窓会松門会  2代同窓会長
峯田周幸氏
(浜松医科大学1期生)
浜松医科大学  耳鼻咽喉科頭頸部外科学講座教授


浜松医科大が初めて卒業生を出した昭和55年に同窓会が設立されました。初めの頃は、大学にいる人が同窓会長に適任だろう、 ということで大学院に進んだ人が選ばれたと思います。それ以外の理由は全くありません。 初代会長は三浦克敏先生(病理学、基礎看護学教授)が就任しました。二代目会長が私です。 どんな活動をしたのか全く覚えていません。きっと何もしなかったと思います。申し訳ない気持ちでいっぱいです。

ただ将来同窓会館を建てるという遠大な夢を持っておりました。そこで決めたのが同窓会費の徴収です。 どうせ卒業して何年もたてば会費の納入なんて忘れてしまうだろし、取り立て業務も大変だし、会費未納でも退会処分はできないしで、 どうすれば納入していただけるか(徴収できるか)を真剣に考えました。 結論は卒業時に一括5万円(当時は皆貧しい医学生であり、大変な額でした)納入で終身会費とするものでした。 ついでに学生会員は大学生期間で1万円としました。

卒業式と入学式の受付の横に同窓会の受付を(父兄の目につくように)作って、会費を徴収しました。その効果は抜群で、おそらく100%の納入率だったと思います。 そんな安易なことで決めてしまい、その後の会員の皆様に多大なご迷惑をかけていると思うと、お詫びするばかりです。

唯一の事業として、同窓会を半田山会館で行いました。とりたてて議論する内容もなく顔合わせで終わったような気がします。 しかし毎年100名の会員が増えていくのは母体が小さい分だけ、発展していく心の高ぶりは感じました。 いつか浜松を、静岡を卒業生で一杯にしてみたいと思っていました。 現在の繁栄ぶりをみると隔世の感がするのと自分たちの小さな行為が少しでも役立っているのであればありがたいなと思っています。

もう私たちの時代ではありません。いつまで生きていられるか、いつまで仕事ができるのか、わかりません。 ただいつまでも母校を愛し、母校の発展を祈っています。ある意味、いい時代に生まれてきたことに感謝せずにはいられません。