第23回 浜松医科大学 同窓会 松門会 学術奨励賞 受賞者に伺いました。

西 本 幸 司  (医学科第29期生)

(本学第二内科 大学院)

【受賞論文】
Relationship between fraction of exhaled nitric oxide and airway morphology assessed by three-dimensional CT analysis in asthma. (Scientific Reports 7:10187, 2017)


Q1. 受賞の喜びをお聞かせください。
   この度はこのような栄誉ある賞をいただくことができ誠に光栄に思います。また今回の研究に関しご指導いただきました先生方に厚く御礼申し上げます。
Q2. いつ頃からどのようなきっかけで今回のテーマに取り組まれたのでしょうか。
   これまで当科では3次元CTを用いて COPD (慢性閉塞性肺疾患)の気道構造解析を行ってきましたが、上司からの提案で喘息の気道構造についても検討することとなりました。 近年、気道の好酸球性炎症を反映する呼気一酸化窒素濃度(fraction of exhaled nitric oxide: FeNO)が喘息の重症度やコントロールの指標として実臨床で広く使用されるようになってきました。 そこで FeNO と気道構造変化の関連に注目し、本研究を進めていくことになりました。
Q3.今回の研究でご苦労された点を教えてください。
   数ある臨床データの中でどこに注目するか、どのような統計解析を行うかという点において検討を重ねました。
Q4.近況をお聞かせください。
   分子生物学講座で DNA 修復の基礎研究を行っています。また、肺癌における抗癌剤維持療法の臨床研究にも関わらせていただき、充実した日々を送っています。
Q5.今後の課題についてお聞かせください。
    3次元 CT の解析技術は年々向上し、気道構造の病的変化を非侵襲的に詳しく調べることができるようになってきました。 この解析手法を用いてこれまで以上に病態解明を進め、さらに治療に結び付けることができればと思います。
Q6.今後の同窓会に望むことをお聞かせください。
   この度、学術奨励賞をいただけたことで励みになりました。引き続きこのような取り組みを続けていただければと思います。

この度は学術奨励賞の受賞おめでとうございます。今後のさらなるご活躍を期待しております。