第13回 浜松医科大学 同窓会 学術奨励賞 受賞者に伺いました


中村氏

中 村 祐 太 郎 氏



(医学科14期生)


本学内科学  第二講座  助教 


Q1. 受賞の喜び

このような栄誉ある賞を頂きたいへん光栄に存じます。大学院生時代から現在に至るまでご指導いただいている第二内科,当時の微生物学,現感染症学の諸先生方,論文の仕事を直接ご指導頂いたピッツバーグ大学がんセンターの Kalinski 博士,共に仕事をした研究者諸兄をはじめ本当に多くの方々に心より感謝申し上げます。

Q2. いつ頃から、どのようなきっかけで今回のテーマに取り組まれたのでしょうか

大学院生時代より感染症に対する遺伝子導入樹状細胞ワクチンの開発に取り組ませていただきました。そして更なる樹状細胞の動態およびワクチン応用の研究のため,2003年に渡米,留学先のピッツバーグにて癌に対する樹状細胞ワクチンの研究を始め,今回のテーマに巡り会いました。

Q3. 今回の研究でご苦労された点は

取り組み始めてしばらくは樹状細胞ワクチンの有効性が確認できず苦労しましたが,キラーT細胞の免疫誘導における新しい側面を発見したことで,癌に対するワクチンの増強効果を引き出すことに成功しました。

Q4. 近 況

現在は本学第二内科にて助教を勤めさせていただいています。臨床,教育,研究は何れも繋がっておりバランスよくこなせるよう努力してゆきたいと思います。

Q5. 今後の課題

これまでの研究を継続し,微力ながら癌や感染症に対する安全で有効な治療法の開発の一翼を担えたらと思っております。また 今回の仕事は,感染症の反応を利用した癌ワクチンであり,このような生体の環境を利用して治療を更に発展させてゆけたらと思っております。

Q6. 同窓会に望むことは

多くの同窓生が出てくる中で,学内でも益々共同研究が活発になることを期待しております。引き続き情報の提供をよろしくお願い致します。